「なんか違う…」テニスラケットの微妙な違和感、その原因は重さにあった!

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テニスラケットを購入する際、こんな経験をしたことはありませんか?

「同じモデルのラケットを2本購入したけど、1本は使いやすく、もう1本はなんとなく違和感がある」

「お店で試打した時は良い感じだったのに、購入後に使うと何か違う…

これらの違和感、実はラケットの「重さ」に関係しているかもしれません。

同じモデルでも、工場での生産工程や個体差によって重さが変わることがあります。

今回は、テニスラケットの重さに焦点を当て、なぜ同じモデルでも違いが生じるのか、その理由を解説します(今回は難しい式を使用しない入門編です)。

テニスラケットの基本的な「重さ」とは

エネルギー保存

テニスラケットの重さは、単に「持った感じ」だけでは計れない複数の要素で構成されています。

具体的には以下の3つの指標が重要です。

静止重量

これは、ラケットを秤に乗せて測定する純粋な重さです。

メーカーのカタログに記載されている「300g」や「310g」といった数字はこの静止重量を指しています。

バランス

ラケットの重心がどこに位置しているかを示すものです。

重心がラケットの「頭寄り」だと振った時に重く感じ、逆に「手元寄り」だと軽く感じる傾向があります。

スイングウェイト

プリンス スウィングウェイト
画像引用元: プリンス

振った時に感じる重さで、上のような機械で計測するのが一般的です。

ラケットは静止している状態だけでなく、振りながら使うものなので、スイングした時にどれくらいの重さを感じるかは非常に重要です。

スイングウェイトが高いほど振った際に重く感じ、低いほど軽く感じます。

同じモデルでも重さが違う理由

テニス ラケット Tour2本

なぜ同じモデルでもラケットの重さに違いがあるのでしょうか?

答えは、ラケットの製造プロセスにあります。

ラケットは工場で大量生産されるため、すべてが完全に同じ重量・バランスで作られるわけではありません。

メーカーはカタログに基準となるスペックを記載しますが、一定の許容範囲(例えば±7g)内での差異が生じます。

例えば、あるモデルのラケットのカタログには「300g ±7g」と記載されていた場合、実際には293gから307gまでの重さのラケットが市場に出回ることになります。

この範囲内での違いが、プレー中に「同じモデルなのに違う」と感じる原因となります。

重さ以外にも影響するバランスとスイングウェイト

静止重量だけでなく、バランスやスイングウェイトもラケットの使い勝手に大きく影響を与えます。

同じ重量でも、バランスが異なれば振った感覚が全く違うものになります。

また、スイングウェイトの数値が異なると、サーブやスピンのかけ方に大きな差が出てきます。

例えば、2本のラケットが同じ300gであっても、バランスが320mmと325mmでは、振った時に感じる重さ操作性が変わってきます。

このように、購入時にはバランスやスイングウェイトにも注目することが重要です。

購入時に注意すべきポイント

ポイント

テニスラケットを購入する際、以下のポイントに注意することで、後悔のない選択ができるでしょう。

重さの違いに注意する

同じモデルのラケットでも個体差があるため、できるだけ静止重量やバランスが近いものを選ぶことが大切です。

試打ラケットとの違いを確認する

試打したラケットと購入するラケットのスペックが異なることもあります。

購入前に、可能であればスイングウェイトやバランスを測ってもらうと安心です。

リードテープで微調整

キモニー リードテープ
画像引用元: ウインザーラケットショップ

ラケットの重さやバランスが微妙に違う場合、リードテープを使ってカスタマイズすることで調整が可能です。

ラケット選びで後悔しないために

テニスラケットは安い買い物ではありません。

そのため、購入する際にはしっかりとした知識を持ち、自分に合ったラケットを選ぶことが大切です。

特に同じモデルでも重さやバランスが異なることを知っておくことで、後悔のない買い物ができるでしょう。

次にラケットを購入する際は、ぜひ重さ・バランス・スイングウェイトの3つに注目し、試打ラケットとの違いを確認してみてください。

テニスをより快適に楽しむために、ラケット選びは慎重に行いましょう!

まとめ

テニスの準備

テニスラケットの重さやバランス、スイングウェイトに注目することで、より自分に合ったラケットを選ぶことができます。

特に同じモデルでも個体差があるため、購入前にしっかり確認することが大切です。

店舗でラケットのスペックを測ってもらうか、リードテープで調整することで、自分に最適なラケットに近づけることができるでしょう。

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